山口県のボートレーサー白井 英治選手とはどんな選手なのか?魅力を解説!

山口県出身のベテランボートレーサーに「白井 英治選手」というレーサーがいます。不屈の闘志で粘り強く勝ち続けているレーサーです。今回の記事では、白井 英治選手とはどんな特徴のある選手で、何が魅力なのか?という点について、詳しく解説していきます。

白井 英治選手のプロフィールをご紹介!

 

引用元 https://www.nishinippon.co.jp/

白井 英治選手は山口県美祢市出身のボートレーサーです。1976年10月15日生まれのO型で、オートレーサーの中ではベテランの部類に入るでしょう。A1のトップクラスに属している実力の持ち主で、ここ近年の活躍が素晴らしいレーサーの一人になります。174㎝55kgの高身長のレーサーで、体重を規定内に収める為に、かなりの努力をしている苦労人でもあります。

白井 英治選手はどんな魅力がある選手なのか?

 

引用元 https://www.nikkansports.com/

白井 英治選手にはどんな魅力があるのでしょうか?強い事はもちろんですが、性格がいい人格者の一面もあるようです。

①とにかく性格がいい人間性がいい

白井 英治選手はとにかく「性格がいい」ことで知られています。SG戦で初優勝をした2014年の際のコメントも「一般戦で優勝したときと変わらない感じだった。

でも今村さんが走ってきてくれて本当に嬉しかった」と語ったり、 「その後もあまり実感はなかったけど、電報や花束などがたくさん届き多くの人に祝福していただいたことで実感が湧いてきた」というように、とにかくボートと真摯に向き合う真面目な性格をしているのです。

自分の勝利を味わうことよりも、「周りの人がいてくれるから、自分のボート人生があるのだ」というようなスタンスでボートレースを続けている、人間性の高さをうかがい知ることが出来ます。174㎝と、ボートレーサーでは高身長。そのため、制限体重内に収める為にレースの度に減量に苦労している選手でもあります。

普段から1日1食にし、レース当日は「必要最低限の栄養素しか摂らない」ことを徹底されていて、それでも「最低体重に近づけることは真摯にレースに向き合うための最低限の準備」と、謙虚な考えでレースに挑み続けているストイックなレーサーだとも言えるでしょう。

また、プライベートではプロデビュー2年後に幼馴染の女性を結婚して、5人のお子さんに恵まれるなど、真面目で家族思いの一面を持つ素敵な男性でもあります。ここでも性格の良さが現れているのです。

②どのコースからでも上位を狙える巧さ

白井 英治選手の凄いところは、「どのコースからでも上位を狙える巧さ」です。師匠の今村豊選手も「実力的には何の問題もない」とコメントしているほど、とにかくコーナーでのハンドルさばきが巧い選手なのです。そのため、無理にインを狙うでもなく、3、4コース辺りから捲りで勝つことも出来る実力を持った選手になります。こういった選手がいると、競艇が非常に盛り上がります。

③麻雀が得意?駆け引きの才能もある!

白井 英治選手の趣味は「麻雀」です。各界の著名人を集めた「麻雀トライアスロン雀豪決定戦」にも出場するほどの愛好家で、実力も兼ね備えています。麻雀をする際に重要になるのは「駆け引き」です。心理戦の面もある麻雀で鍛えられた思考能力が、競艇のレースでも生きているのかもしれません。

白井 英治選手の主な獲得タイトルは?

 

引用元 https://www.nishinippon.co.jp/

では、白井 英治選手は主にどんな大会で優勝しているのか?経歴を見ていきましょう。

①5度の不合格を経てプロデビュー

白井 英治選手は小学校の頃からお父さんと競艇場に行き、将来は競艇選手になることを目標に掲げていました。小・中高校では、野球や空手を学び、地元の高校を卒業後は、アルバイトをしながら専門学校に通っています。

その後、競艇選手になるため本栖研修所の試験を受けますが、なんと5度も不合格を経験しているのです。普通の人であれば、何度も落ちると諦めたくなりますが、5度目までずっと試験を受け続けた精神力が素晴らしいです。(1度目は学科で不合格、2度目は過度な減量による血圧の低下で不合格、3度目4度目は、身長オーバーで不合格となっています)

5度目の正直で本栖研修所に合格すると、1997年に卒業、そのまま念願のボートレーサーになりました。

②1997年にデビュー後初勝利!

1997年5月に下関競艇場でデビューを果たします。ここでは勝利が得られませんでしたが、6月に宮島競艇場で行われた一般戦で見事初勝利を飾ります。

③1999年には初優勝!

その2年後、蒲郡競艇場で開催された一般戦で、見事な初優勝を収めます。

④2003年にG1初優勝!

さらに、2001年には常滑競艇場で開催された第48回全日本選手権でSG初優出を果たしますが、結果は5着でした。2年後の2003年10月に平和島競艇場で行われた第49回トーキョー・ベイ・カップで見事G1初優勝を獲得されます。

④2014年にSG初優勝!

それから、白井選手は常に上位には食い込むけれど、優勝をなかなか経験できない「無冠の帝王」として、多くのレーサーから恐れられる存在になっていきます。努力の甲斐あって2012年には年間勝率8.32という驚異的な数字もたたき出しています。

それから2年後の2014年。8月に若松競艇場で行われた第60回モーターボート記念で見事念願のSG初優勝を飾ります。2コースからの捲りで勝利を収める辺りが、白井選手の技術力の高さを表しています。なんとここまでSGでの優出は14回。不屈の精神で諦めなかった白井選手の粘り勝ちだと言えるでしょう。

⑤2018年にはSG2度目の優勝!

さらに4年後の2018年8月、地元山口の徳山競艇場で64年ぶりに開催されたSG戦に出場します。第28回グランドチャンピオン決定戦では体重を51kgまで絞り込み、万全の状態でレースに臨むと、同じく山口支部の寺田祥選手を逃げで抑え、念願のSG戦2度目の優勝を飾りました。

ここまで白井選手が、どれだけ努力で勝ち上がってきているかがよく分かります。さらに近年の活躍は目覚ましく、賞金王ランキングにも上位に食い込んでいるのです。

・2017年 5位 1億1072万2000円
・2018年 3位 1億264万1000円
・2019年 6位 1億1945万7000円
・2020年 11位 9707万円

2020年こそ失速してしまいましたが、常に上位ランカーと争っていることがよくお分かりいただけると思います。

「無冠の帝王」と呼ばれながらも賞金王を虎視眈々と狙っている

白井選手自身からは、次の目標に当たってコメントはありません。しかし、ここまで上位ランカーになってくると、間違いなく次に狙っているのは年間の賞金王ではないでしょうか?

「無冠の帝王」と呼ばれ、努力や自己研鑽を行いつつ、日々真摯にボートレースを向き合ってきた白井選手だからこそ、是非とも年間賞金王に輝いてくれる日を期待したいと思います。無欲の勝利の積み重ねでここまで這い上がって来られた白井選手の将来に期待しましょう。

山口県のボートレーサー白井 英治選手とはどんな選手なのか?のまとめ

というわけで、今回は山口県出身のベテランボートレーサー、白井 英治選手について詳しく解説してきました。無冠の帝王とも呼ばれ、中々タイトルとは絡まない活躍が続いていますが、技術的には非常にレベルが高く、レーサーの間では恐れられる存在です。

レースの際の駆け引きも非常に巧みで、見ている観客をワクワクさせるレーサーだとも言えるでしょう。

もしあなたが競艇に興味をお持ちのようであれば、是非とも白井 英治選手に注目してみましょう。今後の活躍が非常に楽しみな選手の一人です。

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *